日誌31「VS薬膳鍋」/ ひわみ

収穫記念料理祭。
たけきの藩国で最大の祭り。
今回、その祭りのイベント、クッキングバトルに可能ならば参加するようにとの連絡が来た。

「んー、今回の鍋はまともに食べられるものに仕上がったかな?」
そういう訳で、祭りの準備の合間、提出する料理のレシピを完成させるべく頑張っているのだが……
「ぐぁ、コレも……食い物とは……呼べん!」
完成した鍋の汁を口にした途端に広がるカオスな世界。
「はぁ、やはりオリジナル薬膳鍋は無謀だったか……」
正直言って、私は料理が得意では無い。
その上、たけきの藩国の仲間には料理自慢の人たちが多数いるのだ。
そのため、正攻法で味で勝負しても勝ち目はゼロ。
ならば、味以外で勝負するしかない。
それで考えたのが、効能重視の薬膳鍋だ。
「とはいえ、食えないレベルじゃ話にならないしな」
ため息をつき、デンジャラス風味の鍋を見つめる。
「無駄にするわけには行かないからな」
七味唐辛子などを振りかけ、味をごまかしてから一気に残りを食べる。
「……生き残れるのか?祭り当日まで」
もはや、料理の完成以前に生命の危険すら感じてきた。
とはいえ、ここまで来て引くのはなんか悔しい。
「頑張るしか無いな……明日から」
そうつぶやき、意識を手放した。

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摂政のダイスのおかげで、何とか食えるものが完成したようですw

次回は慈詠さん、お願いしますー

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